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効果的なスタッツの採り方

Basket_IQ

育成年代ではスタッツの活用が難しい

育成年代はスタッツの活用に特有の難しさがあります。

それについて詳しくはこちらで書きました。

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まとめると

相手の実力差が激しいので

  • データがばらつく
  • 選手同士の横の比較に使いづらい

ということです。

安定するスタッツの採り方

ではどうやってスタッツを採って活用していけば良いか、というと私の解決策の一つとしては

チーム内の紅白戦でスタッツを摂る

ことです。

これはチームスタッツというよりかは、個人スタッツを蓄積していくためのやり方です。

練習試合や公式戦のスタッツっとは別に、チーム内の紅白戦のみのデータを累積させていきます。

紅白戦でスタッツを摂るメリット

この紅白戦では、スタート・ベンチというようにチーム分けするのではなく、なるべく力が均衡するように分けます。

そして実力の近いもの同士でマッチアップします。

そうすることで一定の条件のもとスタッツを採り続けることができます

試合に近い状態でやりたいのでしっかり審判も入ります。

このようにやっていくためには選手の審判の存在が必要不可欠ですから、ボトムアップ的な要素の充実にも繋がります。

例えば、練習試合のない休日の練習の最後は必ず紅白戦をするとしておきます。

人数によってチーム分けの難しさは出てきますが、1チーム20分は行うようにすると2日で1試合分のデータが採れます。

勝ち星を記録して定期的に報酬を与えるなどすれば、競争意識も生まれモチベーションにも繋がります。

ここで採れたスタッツを加味して実際の試合のメンバーを決めるようにしておけば、ベンチメンバーの練習への意識も高まってきます。

大会ごとに一旦スタッツをリセットするなどすると、個人内でのデータの向上も可視化されます。

是非、真剣な紅白戦を導入してみてください。

まとめ

実力の近いもの同士がマッチアップする紅白戦でスタッツを摂ることで

  • 安定的なデータが収集できる
  • 選手間での競争意識が生まれモチベーションになる
  • ベンチメンバーの練習への意識が高まる

などのメリットが生まれます。

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スタンフォード女子の試合と『岡田メソッド』に衝撃を受けてPrinceton offenseとバスケットボールの体系化を極めるために日々勉強中
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