#03-02-1 エンドオブOF
Basket_IQ
Coaching Lab
#03-01-6_3-3 個の優位性を活かす/意図的に攻めさせる
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プレーモデル一覧のページ
前回に引き続き、相手のシュートの期待値を下げるDFの原則を進めていきます。
⑥相手のシュートの期待値を下げる
- ボールとリングを全員で守る
- 守るべき優先順位
- アドバンテージを作らせない ←Now
【アドバンテージを作らせない】プレーモデル
DFが優位性を作る。OFに優位性を作らせないことによって期待値の高いシュートを打たせない
- 数的優位をつくる/数的優位性を作らせない
重要な場所を人数をかけて守る- ペイントエリアで数的優位を作る
- ボールサイドで数的優位を作る
- ヘルプサイドで一人で二人を守る
- 位置的優位をつくる/位置的優位性を作らせない
オフェンスに対して常に良いポジションを占める- OFに【ポジショニングの戦い】で勝つ
- 視野が取れる(ボールとマイマンが見える)位置【視野の戦い】
- ポジショニングによってOFの選択肢の一つをあらかじめ消す
- 個の優位性を活かす/個の優位性を意図的に攻めさせる
マッチアップにより強弱をつけて守る。マッチアップでOFを誘導する- DFに個の優位性がある場所以外を厚く守る
- 相手の個の優位性を意図的に作り攻めさせる
- 場面的優位性を作る/場面的優位性を作らせない
DFが主導権を握る- OFの意図を読む(予測する)
- やりたいプレーをさせない。選択肢を絞る(誘導する)
- 心理的プレッシャーを与える（DFが攻める）
マッチアップにより強弱をつけて守る。マッチアップでOFを誘導する
OFはミスマッチを攻めることはとても一般的ですが、実はDFでもミスマッチ(個の優位性)を活かすことができます。
【個の優位性を活かす/意図的に攻めさせる】プレーモデル
マッチアップにより強弱をつけて守る。マッチアップでOFを誘導する
- DFに個の優位性がある場所以外を厚く守る
- 相手の個の優位性を意図的に作り攻めさせる
① DFに個の優位性がある場所以外を厚く守る
OFはNBAレベルでも能力の差が激しいです。
古くは優勝時のブルズのデニスロッドマンやピストンズのベンウォレスなどは一般的にディフェンダーでありOFは得意でないとされています。
NBAの優勝チームレベルでもそういった選手は存在します。
その選手にマッチアップしてるDFはオーバー気味にヘルプするとか、ダブルチームのトラップを仕掛けるトラッパーになったりすることが有効的です。
実力の近いもの同士でマッチアップするのではなく、マッチアップにあえて強弱をつけることで、勝っているところがヘルプをしていくのです。
② 相手の個の優位性を意図的に作り攻めさせる
これに関しては、あまり取り入れている指導者は多くないですが、結構有効だと思います。
あえてミスマッチを作って、相手をそこに誘導します。
相手がどうやって攻めるかわかっていれば守りやすくなります。
サイズのミスマッチ
たとえミスマッチでも(そのレベルによりますが)相手が攻めてくることがわかっていれば、守りやすいものです。
特に育成年代ですと、10cmくらいのミスマッチはチーム十分守れます。
それに中を使おう使おうとすると、足が止まってOFが停滞しがちです。
能力のミスマッチ
相手に能力の高いエースがいる場合、誰をマッチアップさせるのかが問題になります。
大抵の場合は、チームで一番良いディフェンダーをつけることが多いのですね。
しかし相手の能力が高く、チームで良いディフェンダーをつけてもやられてしまう場合は、あえてDFの得意でない選手をつけてDFの得意な選手をヘルプに回してヘルプで止めるという戦術も有効になります。
どうせやられるなら、上手い選手をつける必要はないわけです。
相手も簡単に抜けるもんだから、気持ちよく抜いてきますので、ドライブに誘導することができます。
まとめ
【個の優位性を活かす/意図的に攻めさせる】プレーモデル
マッチアップにより強弱をつけて守る。マッチアップでOFを誘導する
- DFに個の優位性がある場所以外を厚く守る
- 相手の個の優位性を意図的に作り攻めさせる
- 個の優位性のある選手がヘルプを厚く守る
- 相手の攻めをミスマッチに誘導することで予測して守る
- 相手のエースにあえてDFが得意でない選手をつけ、攻めさせてヘルプで守る。
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スタンフォード女子の試合と『岡田メソッド』に衝撃を受けてPrinceton offenseとバスケットボールの体系化を極めるために日々勉強中
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