#03-02-2 トランジションDF
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トランジションDFの原則は「攻められる前に守備の体制を整える」ことです。
ここでのプレーの目的は、まずは
攻められる前にDFの体制を整え、優位性を作らせない
ことです。
DFの体制がまだ整っていない「トランジションDF」のサイクルでは、OFに優位性を作られやすいので、優位性を作られないようにハリバックして、DFの体制を整えることが大切です。
そして、優位性が作られていない場面では
相手のバックコートでTOVを誘発させる
ことを目的とします。
トランジションサイクルでのTOVは即失点につながりますので、DF側は積極的に狙っていきたいところです。
トランジションDFのプレーモデル
攻められる前にDFの体制を整えて優位性を作らせない
相手のバックコートでTOVを誘発させる
- 攻められる前に守備の体制を整える
- 数的優位性を作らせない
- 位置的優位性を作らせない
- 個の優位性を作らせない
- 場面的優位性を作らせない
- オールコートでTOVを誘発させる
・攻められる前に守備の体制を整え、優位性を作らせない
・相手のバックコートでTOVを誘発させる
DF側の主導権によって狙いを変化させる
DFでは、攻防における主導権の有無によって狙い(目的)を変化させる必要があります。
トランジションDFのフェイズでは、優位性を作られやすいため、多くの場合は、OF側に主導権があり、DFは「守備を整える」ことを強いられます。
一方で、守備が整っているのであれば、DF側に主導権があると考えて仕掛けていくことが重要になります。
なぜなら、トランジションのフェイズでTOVを誘発することができれば、即得点に繋がるからです。
もちろん広いコートを守らなければいけないというリスクもあります。
しかし、攻防は主導権の取り合いであり、「DFが攻める場面を作る」という意識はDFの原則では非常に重要なことと考えています。
OFに主導権があり、DFが「守備を整える」ことを強いられているケースです。
この場合はイージーショットを防ぎながら、何より早く守備を整えます。
ハリバック・ピックアップでイージーショットを打たせない
ことが最も重要です。
一方、例えばFTが決まった後やスローインスタートなど、ハリバック&ピックアップで守備を整えるフェイズを省略できるケースもあります。
そういう場面では、OF側に主導権があるわけではないので、DFが仕掛けて主導権を取りに行くことを考えます。
もちろんリスクはありますが、たとえTOVを誘発できなくても、相手にスムーズにOFを遂行させなかったり、時間を使わせることができるだけでも十分に意味があります。
この辺りは後ほどプレーモデルで整理していきます。
まとめ
攻められる前に守備の体制を整え、優位性を作らせない
- 攻められる前に守備の体制を整える
- 数的優位性を作らせない
- 位置的優位性を作らせない
- 個の優位性を作らせない
- 場面的優位性を作らせない
- オールコートでTOVを誘発させる
- DF側の主導権によって狙いを変化させる
- ハリバック・ピックアップでイージーショットを打たせない
- 守備が整えられている場合は積極的に仕掛ける